中学校1年生で学習する数学の内容に空間図形があります。空間図形はこの1年生で学習する内容が基本となり、中学校で空間図形について学習するのは1年生だけです。
中学3年で学習する三平方の定理などで応用として扱われることはありますが、中学1年生の内容が基本となりますので、この単元の内容をしっかりと理解しておく必要があります。
そこで、今回もテスト対策プリントを作成してみました。単元テストや定期テストの前だけでなく、予習や復習にも活用してください。
テスト対策プリント(空間図形)
① テスト対策プリント(空間図形) (問題)(解答用紙)(解答と解説)
今回のテスト対策プリントもこれまで同様に、観点別評価をつけています。自分が苦手なところを把握するためにも参考にしてください。
テストの時間は最大で50分、100点満点になります。平均点は50点~60点ぐらいになると思って作成しました。学校の先生でこの問題をさせる場合には、大体生徒の実態でわかるかと思いますので、それに合わせて作り直してください。
空間図形が苦手な人は
空間図形を苦手としている人は多いかと思います。できない理由として、
① 公式などを覚えていない、理解できていない
② 空間での垂直や平行などの位置関係がイメージできない
③ 切断面がイメージできない
以上のようなことが考えられます。他にもあるかと思いますが、3つについて勉強方法を書いていきます。
公式などを覚えていない、理解できていない
公式を覚えていない、理解できていない場合には確認をして使えるように問題を多く解く必要があります。
まずは教科書や学校のワークを使って、類題を多く解いていきましょう。類題を解くことで公式を身に付けることができ、使いこなすことができるようになります。
公式を使えるようになったと思ったら、少し時間をおいて再度解いてください。それでできるようになっていたら大丈夫でしょう。
空間での垂直や平行などの位置関係がイメージできない
空間での位置関係がイメージできない場合には、身の回りにある箱や缶などを実際に見ながら問題を解いていきましょう。
例えば直方体の問題で「ねじれの位置」がわからない(イメージできない)場合には、実際にティッシュペーパーの箱、消しゴムなどを見ながら問題を解くことで分かると思います。それを繰り返していくことで、頭の中でイメージができるようになり問題を解くことができるようになります。
切断面がイメージできない
切断面がイメージできない場合には、実際に立体を切るという方法もありますが、切断に関してはパソコンやタブレットなどを利用して、CGのような画像を見るのがいいでしょう。
実際に切ると時間もかかりますし、きれいに切れずに切断面もわかりにくくなります。実際に切断を経験することで、イメージもできるようになると思いますので、決して悪いことではないのですが、時間がかかること、失敗したときにやり直すのが大変という理由でお勧めしません。
パソコンなどデジタルを使いながらイメージができるようになってください。
最後に
空間図形を苦手にしている人は多いですが、最終的に頭の中でイメージできるようになり、さらに図形を回転させたり切断させたりすることがイメージできるようになると完璧です。
実物を見たりCGをみたりしながら問題を解くことも、空間図形ができるようになるためには必要なことですので、苦手な意識を持っている場合でも嫌がらずに問題を解いてください。
空間図形が得意な単元になることを願っています。
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