夏休みも目前になり，学校での実力テストや塾での模試でも実施されたのではないでしょうか？模試や実力テストの結果も大切で，自分（お子様）の結果を見て一喜一憂，これからのモチベーションもアップ（人によってはダウン）していることだと思います。
ここで大切になるのが，模試や実力テストのやり直しです。以前ここでも「高校受験に向けた数学の勉強法～4つのポイント～」でも紹介していますが，ここではもう少し詳しく書いていきます。
まずやり直しのやり方については以下の3つのパターンに分けてやり直しをやりましょう。
① 計算間違いなどのミス
② 解説を読んだら理解できる（理解できた）
③ 解説を読んでも意味不明
それぞれのことについて解説をしていきますので，やり直しの仕方がわからない人は読んでくださいね。
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どうしてやり直しをするのか？
まずどうしてやり直しをしなければいけないのか？ということについて解説していきます。学校や塾でも「同じ問題が出題されないのに，なんでやり直しをしないといけないの？」と質問をされたこともあります。
やり直しをする一番の目的は，同じようなパターンの問題，同じ単元の問題をできるようにするためにやります。
得意な教科の中でも不得意な単元などあるかと思います。本番の入試でそこが出題される可能性もあります。やり直しをすることで，似たようなパターンの問題ができるようになりましょう。
自分の解答を3つのパターンに分ける
実際にやり直しをするときは，先にも書きましたが3つのパターンに分けましょう。
① 計算間違いなどのミス
② 解説を読んだら理解できる（理解できた）
③ 解説を読んでも意味不明
それぞれについて解説していきます。
計算間違いなどのミス
これは単なるミスです。数学では計算間違い，英語ではスペルのミスなど，単純なミスで間違いになった問題をチェックしていきます。
ミスがなければ点数がだいぶ上がるかと思いますが，ミスも実力です。ミスは必ずあるかと思いますが，自分がどんなミスをしてしまう傾向にあるのかを把握するためにも，ミスのチェックをしましょう。
解説を読んだら理解できる（理解できた）
次に，テストの時はわからなかったけど，解説を読んだら理解できる（理解できた）という問題をチェックします。そして，自分で再度解いてみてできるようになれば大丈夫です。さらに時間があれば，類題まで解きなおしてください。それでもできるようになっていたら，次のテストで似たような問題が出題されたにも大丈夫でしょう。
塾などで説明を受けて理解できてもOKです。
解説を読んでもわからない
最後に，解説を読んだり説明を聞いたりしても全く理解できない問題です。この問題については，一番後回しでもいいです。極端に言えば，やり直しをしなくてもいいです。間違った解き方などをしてしまってもダメなので，自分の実力がつくまでは解かなくてもいいです。
実力が付いてくると，解説を読んでもわからない問題が解説を読めばわかるようになり，最後にはできるようになってきます。今はできないかもしれませんが，難易度の高い問題になると思うので，まずはできる問題を増やしていくようにしましょう。
やり直しをする順序
やり直しをする順序は，①⇒②の順です。「解説を読んでもわからない問題」は全部の教科のやり直しが終わった後にやればいいです。
まずはミスのチェックからです。各教科で自分のミスの傾向をつかみましょう。そして，解説を読んで理解できる問題のやり直しをしましょう。そして，できるだけ類題を解いて，1つずつパターンや単元を抑えて実力をつけるようにしてください。
また，社会や理科については，用語があいまいな場合には必ず教科書を見るようにしてください。入試での基本は教科書になりますので，社会や理科のやり直しをする際には教科書も準備してくださいね。
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最後に
テスト後のやり直しは非常に大切です。ただ答えを写すだけでなく，しっかりと解説を使ったやり直しをしていきましょう。
間違いは成長するためには必要なことです。間違いの分だけ成長する余地がありますので，点数が目標に到達できなかったからと落ち込むのではなく，間違えた分だけで成長できると思うようにして，やり直しをしていきましょう。
やり直しをしっかりとして，次の模試や実力テストが過去最高になることを願っています。
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