塾へ行きたいもしくは塾へ行かせたいと思い、塾の指導方法の違いやタイプの違い、体験入塾や資料請求など、検討に検討を重ねたら、いよいよ入塾の申込になります。その際は、必ず入塾面談があります。時間は30分から1時間ぐらいしかありません。塾からの説明を聞いているだけでは、本当に納得して申し込みをすることができません。質問する内容をあらかじめ決めておき、説明されなかった場合には質問をして、親子共々十分に納得した上で、入塾するようにしましょう。ただ、先ほども書きましたが、時間は限られていますので、ポイントを絞って質問するようにしましょう。
料金体系(夏期講習なども含めて)
保護者として気になるところです。通常の授業料だけでなく、管理費やオプション代など細かい金額も発生するときもあります。そして、最初は入塾金も必要です。また、夏期講習などの特別講習の費用は必ず質問してください。特別講習は通常期と違い別に料金になることが多いです。私の働いていた塾では、1月の請求は、通常の料金に冬期講習代金を上乗せして請求をしていました。多い子どもでは10万円を超えていましたので、そんなところも確認していた方がいいでしょう。
特別講座とオプション講座について
塾では必ず夏期講座や冬期講座など長期休みの時には特別講座をします。また、オプションで特別な授業などもあります。それぞれの料金は聞くべきと書きましたが、参加についても聞いた方がいいでしょう。それは必ず受けないといけないのか?受けない場合はどうなるのか?などは質問する必要があります。子どもは友達、周りの人が受けるからという理由で受講するというでしょう。しかし、旅行で長期間不在にする、部活の全国大会があり参加できないなど受けられない可能性もあります。そんな時、どうしてもらえるのかは確認していた方がいいです。オプションも同様です。オプションなども本当にお子様に必要か?自分に必要なことなのか?をしっかりと考えてから決めてください。その場で決めなくてもいいことなので、家に帰ってから親子で話し合うのもいいでしょう。
塾を休んだ時の振り替えと自習室の利用
体調を崩したり家庭の用事や部活動などで塾を休まなければいけない時もあるでしょう。塾を休んだ場合はどうなるのか?塾がない日に自習室などが利用できるのか?は確認しておく必要があります。振替をしてくれる塾もありますが、そうでない場合はお金の無駄になりますので、カリキュラムを確認しておく必要があります。また、自習室は無料で利用できるのかも質問しておく必要があります。
塾から出される宿題の量と質
塾からは毎日の宿題が出されるはずです。どれぐらいあるのか実際に見せてもらうのがいいでしょう。そして、学校でも宿題が出されるはずなので、両立できる量なのかしっかりと確認をしましょう。「どちらか一方を提出しない」という選択肢はありませんので、夜遅くまでやらないと終わらないような宿題の量では、その塾はお勧めできません。
また、課題を見せてもらい自力で出来そうなのかも見ないといけません。課題は基本的に家で自分でやるものです。解けない問題ばかりだとモチベーションは上がらず、非常に苦痛です。せっかく塾に行っても成績は伸びません。自力で出来そうなのか?わからない場合はどうしたらいいのか?そういうところまで質問してください。
ちょっと脱線します・・・宿題がわからないとき
どうしても宿題の課題がわからないときはあります。親に聞きたくても親もわからない、友達に聞くのにも夜遅いなど自分で解決できないときには、パソコン、スマホ、タブレットなどで動画を見る方法もあります。無料でもありますが、やはり塾などが出している動画がベストです。それは、質の高い講師(もちろん無料で公開している人にもいい先生はたくさんいます)がそろっていて、質の高い授業をしているからです。塾とのダブルワークなども取り入れてもいいかもしれませんね。機会があれば試してみてください。
入退室の管理システム
最近は物騒な世の中になりました。どうしても塾は学校が終わってからになりますので、夜にあるものです。小学生でも中学生でも行きと帰りは心配です。送迎でも塾に入ったのか、いつ出てくるのかなど親としては心配です。そんな不安を解消するようなシステムがあるのかは質問してください。最近はいろんなシステムを導入しています。ただ、そのシステム利用料は徴収されるでしょう。
まとめ
これまで5つのポイントを書きましたが、最低限聞いてほしいことです。5つ準備しておいて、出なかった項目を確認していく。そうやって、充実した面談にしてほしいです。当然のことですが、志望校や学年でどれぐらいの順位になりたいとか、テストでどれぐらいの点数を取りたいなどはしっかりと持っていてくださいね。
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